『茶の湯の歴史を問い直すー創られた伝説から真実へー』に
「密教修法の茶と禅宗寺院の茶―自利利他行としての茶ー」をご寄稿いただきました
叡山学院教授、京都国立博物館名誉館員の久保智康さんが
2024年6月9日にご逝去されました。
心からご冥福をお祈り申し上げます。
余りに突然の訃報に、「茶の湯の歴史を問い直す」研究会の一同、
大変に驚いております。
近年はオンライン越しでしたが、時に叱咤激励されつつも、
あたたかくも落としどころをご用意されてのご発言が、
今となっては懐かしいものとなって思い出されます。
また、研究会における次本のプロジェクトへの参加のご意思をすでに示されており、
どのようなあらたな視座をご提示いただけるものかと、興味深く思っておりました。
それが叶わぬこととなってしまったことに、悲しみを深くいたしております。
わたくしどもは引き続き、研究会で切磋琢磨を重ね、
久保さんに笑われないような論文を書いて、出版へとつなげていきたいと思います。
どうか、空の上で、わたくしどもを見守っていてください。
本当に、ありがとうございました。
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